ボクは働くのが嫌でした。ニートの一つの条件を満たしています。そのために、大学卒業を引き伸ばしていたことは否めません。 その間、バイトもろくにしませんでした。例えやったとしてもきわめて短期間です。お小遣いは不足していましたが、 バイトもしない、授業も受けないという優雅な学生生活。でも、そんな日々も終わりを告げる日が来たのです。
これから1人で生きていかなければならない、そう感じたあの日の絶望感。それまで、 家族というぬくもりの中で何の不安も無くすごしてきて、いきなり1人で未知の世界へ出て行く。 孤独感と不安がボクを襲ってきました。
今まで通り親や家族に頼って生きていきたい。でも、それは許されない。 「本当にボクは1人で生きていけるのだろうか」、「一体、ボクにはどんな仕事ができるのだろうか」。 こんな感情は普通に育った人でも感じることだと思いますが、甘やかされて育ったボクにはとても大きなものでした。
まだ親兄弟が健在な間はいくら誰も頼りにできないと思っていても、心のどこかに彼らを頼っていこうという気持ちが 残っています。でも、自然の摂理は必ず自分より早く親はいなくなり、どんな人でもいつかは1人になります。 そのとき自分に家族いれば、その家族の生活がずっしりと自分の肩にかかってきます。誰かに頼るどころか、 自分の家族が自分を頼りに生きています。
誰にも頼れなくなり、働くのも嫌だといってネットカフェ難民になったり、ホームレスになったりしても、 まったくお金が無ければ生きていけません。やはり、働くということからは逃げることができないのです。
もちろん、好き好んでネットカフェ難民やホームレスになっている人ばかりではありません。いろいろな事情で いやおう無くネットカフェ難民やホームレスになった人もいることでしょう。
そうならないためにも一歩、一歩ステップを踏みながら自分のキャリアを作っていく必要があります。