ずっとニートを続けたかったのに、、

ボクは筋金入りのニートです。大学に8年間も在籍していました。授業にきちんと出席せず、試験も受けないので卒業できなかったのです。就職したくないので、卒業を引き伸ばしていたことは否めません。
その間、バイトもろくにしませんでした。例えやったとしてもきわめて短期間です。お小遣いは不足していましたが、 食うに困るわけではありません。起きたい時に起きて、寝たい時に寝る、と、だらだらとした毎日。でも、そんな日々も終わりを告げる日が来ました。

 

大学は8年間しか在籍できない

最初のぺーじに書きましたが、大学8年目が始まった4月。”もう8年目か”と思いながら、久しぶりに大学へ行きました。すると、目についたのは掲示板にある自分の名前。
”えっ! 何だ!”
掲示板には「○○教授の研究室に出頭すること」と書いてあります。
”出頭とはおだやかではないなあ”。
そう思って研究室へ行くと、
「知っていると思うけど、大学は8年間しか在籍できないんだよ」と、教授。
「・・・・・・」
「8年間いて卒業できなければ退学だね」
「・・・・・」
「せっかくだから卒業したほうがよいと思うけどね」
「・・・・・」
「長い間授業料を払ったんだから、、」
「卒業したいと思います」
それだけ言うのがやっとでした。そして、とるべき単位と卒論の書き方などを教えてもらいました。
それからは何とか授業に出て、試験を受け、でたらめの卒論を書いて、と苦労の連続。でも、何とか卒業証書をもらいました。
今でも、あの単位が取れないとキャンパスを走り回っている夢を見て、うなされて目を覚まします。

誰かに頼って生きていきたいけれど

大学を追い出されるということは、もう家からお小遣いをもらえないということです。いよいよ自分でお金を稼ぎ、一人で生きていかなければならない。 孤独感と不安が襲ってきました。もう何ともいえぬ絶望感。

 

今まで通り親や家族に頼って生きていきたい。でも、それはもう許されない。

 

「本当にボクは1人で生きていけるのだろうか」、

 

「いったい、ボクにはどんな仕事ができるのだろうか」。

 

こんな感情は普通に育った人でも感じることだと思いますが、甘やかされて育ったボクにはとても大きな不安でした。

なんとか仕事をしないで生きていく方法はないものか

いくら考えても答えは見つかりません。親兄弟もあまり期待していないようで、就職のことは聞いてきません。明らかにボクが独り立ちできるとは思っていないようです。かといって、今まで通りお小遣いをもらえる雰囲気ではありません。

 

「さて、どうするか」

 

お金がなければ身動きできません。

 

「いよいよ働かなければならないのか」
「ふ〜」

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