地域若者サポートステーションという公のサポート

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ニートやフリーターに対する公の機関のサポートにはどんなものがあるのか、と考える前にまず心に浮かぶのは：
・公の機関なんてちょっと敷居が高そうだ。
・あるいは、公の機関なんてなんか上から目線で応対するんじゃないの？
・自分のような経歴の人間なんてまともに相手にしてくれるかwくぁからない。
といった疑問が浮かびます。このような疑問は普通に生きてきた人には理解できないかもしれません。

ボク自身”公”と聞いただけで敬遠してきて、できたら近づきたくないとずっと思っていました。その理由を考えていくと、それは自分自身のいい加減な過去から来る劣等感です。公の機関で働いている人たちに対する印象は、きちんと学校を出て、スムーズに就職して堅実に働いていて、幸せに生きている、そして、幸せな家庭が目に浮かびます。
それに比べて自分は、、、。やっぱり心の中で比べてしまいます。このような劣等感は普通に生きてきた人には理解できないかもしれません。でも、ボクにはずっとこの劣等感がついて回っていました。

でも、自分でなんとか人生をやり直して生きてきて、今、思うのは公の機関を敬遠することによって多くの”損”をしてきたことが思い浮かびます。その中でもいちばん大きいのは、転職するとき、次の就職先が決まるまでの間に失業手当をもらわなかったことです。

そして、やっと最近その劣等感が薄れてきました。そこで考えるのは、もっと以前に様々な公の機関を利用すれば良かった、という思いです。
もしもあなたがボクのように独りよがりの劣等感を持ち、公の機関を敬遠しいるとしたら、それはとてももったいないことですから、なんとか気持ちを前向きに持って行き、利用できる公共の機関はすべて利用していただきたいと思います。

ということで、今回あなたに紹介するのは厚生労働省が推進している地域若者サポートステーション。通称サポステ。

地域若者サポートステーションとは

地域若者サポートステーション（通称サポステ）は働くことに悩みを抱えている15歳～39歳までの若者に対し、キャリアコンサルタントなどによる専門的な相談、コミュニケーション訓練などによるステップアップし、協力企業への就労体験などにより、就労に向けた支援サービスです。

先にもお話ししたように、サポステは厚生労働省が直接実施しているのではなく、委託した全国の若者支援の実績やノウハウがあるNPO法人、会社などが実施しています。

サポステの対象者は「働きたいけど、どうしたらよいのかわからない・・・」、「働きたいけど、自信が持てず一歩を踏み出せない・・・」、「働きたいけど、コミュニケーションが苦手で・・・不安」、「働きたいけど、人間関係のつまずきで退職後、ブランクが長くなってしまった・・・」などなど、働くことに悩みを抱えている15歳～39歳までの若者です。いわゆるニートやフリーターなどの就労支援です。

サポステの具体的な活動は臨床心理士等による心理カウンセリングを原則無料で行っています。ただし、実費を必要とするプログラムなどもあります。また、基本的にサポステでは職業紹介は行っておりません。

具体的には（厚生労働省のホームページから抜粋）：

１．サポステ相談支援事業
・キャリアコンサルタントなどによる職業的自立に向けた専門的相談
・各種就職支援プログラム（職場体験など）
・高校中退者等のニーズに応じたアウトリーチ型の相談
・各種セミナーを通じた啓発、他の若者支援機関への誘導

２．定着・ステップアップ事業
・サポステ卒業者を対象とした職場定着相談及びより安定した雇用を目指すためのステップアップ相談
・サポステ卒業者を対象とした懇談会の実施

３．若年無業者等集中訓練プログラム事業（一部のサポステで実施）
合宿形式を含む生活面等のサポートと職場実習の訓練を集中的に実施。
・職場実習（OJT訓練）による基礎的能力の付与
・基礎的資格の取得支援
・就職活動の基礎知識等の獲得

なお、地域若者サポートステーションは全国に160ヵ所以上あり、次ページ以下に追加していきます。。

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